2017年10月25日水曜日

自己メンテナンス

私たちセラピストはいつも手を使って身体の変化を起こさせようとします。
いつも手を使うため体に疲労がたまることがよくあります。私は2か月に1度ある長生会の支部の集まりで体の不調を整えてもらいますが、普段は自分で疲れている腕などを解したりしています。そのほぐし方は自分の手で届く範囲をもみほぐしたり、届かない背中にはストレッチポールやテニスボールを肩甲骨周辺に押し当てて床でゴロゴロしています。
人それぞれ身体が硬くなる場所が決まっていることが多く、その人の普段の生活習慣によってその場所が決まるようです。座ることが多い人は殿筋が硬くなることが多いですし、フライパンを使う料理人は腕と母指球に疲れがたまり首が硬くなっている人が見られます。私は背中から首に硬さが出始め、その手入れが怠ると首コリで頭痛が起きることがあります。以前は1年に2~3度ほど吐き気を模様すような頭痛が起きたりしていました。
そのためひどくならないうちに日頃から体の手入れをしています。
来店されるお客様の傾向として、普段は腰や全身のだるさなどは感じてはいないが、いつもと違ったストレス(高齢の父や母が亡くなり葬儀での準備や挨拶で疲れ切った方など)で身体の不調を訴えいらっしゃることがあります。また畑の手入れで竹を切り、竹に巻き付いた蔓を引きはがすのに無理をしてひっぱたりして肩を痛めた方がいらっしゃることがあります。
筋肉は普段と同じような動きであれば無理をさせなければ痛むことはないが普段とは違う動きやストレスで筋疲労や痛みが出ることがあります。そういうときは1週間たっても痛みが治まらないときがありますので是非、当館にお越しくだされば楽になっていただけると思います。
最後は宣伝になっちゃいました。ごめんなさい

2017年10月20日金曜日

難病の方を担当して

パーキンソン症として入所されている方の訪問をしています。
下腿外側と仙結節靭帯に筋膜の盛り上がった瘤の連なりができ、通常の指圧ではこの塊が変化せず、大腿外側に緩みがでるような姿勢(足、膝、股関節屈曲してカエル足にする)で肘を使っての圧で徐々に塊をほぐしていきました。下腿も外側に緊張があり前脛骨筋が過緊張し両足の指には感覚がなく、足が下垂し左側には小刻みな不随意運動が起こっていました。
左腹部のお臍あたりから九尾の横の肋骨の際まで横隔膜にかけて筋状の塊ができ胸膜も硬くなっているように推測されました。また呼吸のリズムが早く心膜にも影響を与えているのでは?と感じさせるような状態でした。その他頸部と後頭骨下縁に緊張があり時間帯により身体が動かしやすい時間帯(薬による影響があるかも)があるようでした。その方は「まるで蜘蛛の糸で全身をがんじがらめに縛られているようだった」とのことでした。首や肩などは比較的早く緊張がとれたようで「マッサージで蜘蛛の糸がしゅるしゅると取れていった」とお話なされていました。
足の不随意運動は半年ぐらいで出なくなり、下肢外側の瘤も徐々に小さくなってきましたが、依然として下肢外側のだるさを訴えられていました。
その後、大腿外側のだるさが少し減ってきたのに今度は大腿内転筋群や前面の突っ張り感や目立つようになってきました。また、顔の表情もあまりなく、身体に力が入らない状態は変化がありませんでした。
筋や筋膜をほぐすマッサージをしたあとは一時的に緊張がほぐれるため、心地よく感じていただけたようですが、筋緊張の戻りが起こってしまうため次回の訪問では同じような施術の繰り返しをおこない、あまり改善が進まないことに対し無力感を感じています。
そのため新たにJPR協会の講習を受けたり、何か経絡でのヒントがないかと調べものをしたりしりしていましたが答えはまだ見つかっていません。
全身の緊張を取り除き1次呼吸(体循環や脳脊髄液の循環)の改善を目指し少しでも楽になっていただけるよう担当を続けたいと考えています。

2017年10月15日日曜日

久しぶりの失敗

久しぶりに失敗しました。
施術中によく問い合わせの電話がかかってきますが、その場で電話を取らないと8コールぐらいで留守番電話に切り替わります。その時に電話にでないと留守番電話に用件を録音していただくことになりますが、留守電が嫌な方もいらっやるためなるべく直ぐに出たいと思っています。施術中はあまり詳しい内容を聞く余裕がなく折り返しの電話番号とお名前、治療を受ける希望の時間帯のみを聞き、直ぐに電話を切るようにしています。

 先日、施術中に電話がかかってきました。とりあえずお客さんの了承を得て少しだけ電話に出ました。電話口では「腰痛が辛くてチラシを見て電話をしました。もう1週間以上たっているのに腰の痛みがよくならず‥」 とお話が長くなりそうだったためご希望の時間に予約をとって電話をきりました。そのとき、うっかりしてお名前を聞くことを忘れ、男性、何日、10時予約としてメモを記録しました。
当日、10時の直前に男性の声で「今から伺いますが、初めてうかがう場所なので○○のコンビニからどれぐらいかかりますか?」との問い合わせに、○○のコンビニからだと20分ぐらいかかるのではとお答えし、「先日の予約を入れた方ですよね?」と言ったのですが、返事はなく、私も先日のお電話を頂いた男性だと思い込んだため詳しくは聞かず「気をつけてご来店ください」と話をしました。
10時ちょうどに予約を入れたと言う男性が来店されました。その後、20分過ぎぐらいに別の男性がやってきて電話を先ほどした者だと言ってやってこられました。
ああ、困った、お客さんが重なってしまった。と頭の中では混乱していたが、どうしようもないので後から来たお客さんに「30分ぐらいお待ちできませんでしょうか?」とお願いをしましたが、「一度帰る」と言って車で戻られました。
その後来店されることはありませんでした。もしその後いらっしゃるのなら料金を値引きし謝罪するつもりでしたが、申し訳ないことをしてしまったと思っています。
10年前にもお客様に予約時間を重ねて告げて予約が重なったことが1度ありました。同じような失敗を繰り返さないように気持ちを引き締めなくてはと反省しています。


2017年10月10日火曜日

生き残り

三連休の最終日、千里浜ドライブウエーには県外ナンバーの車が数多く、波打ち際に車を止めて それぞれの連休を楽しんでいるようでした。
私はといえば今日は休みではなく腰痛での予約のお客さん二人と夕方の訪問マッサージを無事終えて、今ブログを書きながら身体を休めています。
今日は新聞の折込チラシについて話をしたいと思います。
このブログを書いている日は折込チラシを撒いて4日目になります。
チラシを撒いて新規のお客さんから9件の電話がありました。地方紙に折込5千部を依頼しての問い合わせが9件だから、チラシの反応率は0.18%になります。
チラシ折込の反応率は0.1%以上だと良い数字であると言われています。
チラシが目立つように大判のA3の用紙で作って配布してもらいました。
1回のチラシの作成費やチラシ配布に52、700円ほどかかります。この金額を9人の新規お客さんの数で割ると5855円になり、これより安い金額で募集して集客すると赤字になります。それでも初回の金額が高いと行ってみようと思われなくなってしまいます。
そのため初回の金額を極端に低くし、2回目以降のリピートがあることを前提としてお客さんを集めています。このような初回金額を安くする方法はテレビの通販でもおなじみで
健康食品が「初回の商品代金無料、送料のみ500円」とかの広告が打たれています。
これもまた応募の後にリピートがあることで初回の赤字を補う手法になります。
残念ながら新規にいらっしゃたお客さんで2回目以降の来店を約束された方は3名様でした。初回の安い料金の興味本位でいらっしゃる方や本気で治そうと思われている方はそれほど多くはありませんでした。もちろん、私の手技に期待を持たれなかった?方もいらっしゃると思われます。
また、治療費をあまり捻出できない方もいらっしゃたのかも?しれません。
これからの集客は広告で集めることが大切になってきます。
今までのように腕さえ良ければ集まるという昔ながらの方法では新規のお客さんが集まらなくなってきています。これからは景気の良くない地方の高齢化地区は経営が難しくなってきます。しかし、何もしないとただ消えていくだけになっていまいます。楽しみながら生き残りを図っていろいろチャレンジしたいと思っています。

2017年10月5日木曜日

長生療術

 わたしの卒業した長生学園では長生療術の実技がありました。
長生療術の特徴は脊椎矯正・精神療法・プラーナ療法の3つの療法で病気の原因を根本からアプローチして自然治癒力を発揮させようとする治療法になります。
脊椎矯正には2通りの方法があり、歪んでいる脊椎に付着している筋の緊張を緩めることにより関節を元の位置に戻そうとする方法と、緊張のある筋を緩めた後にアジャスト(瞬間的に力を加え)して歪んだ脊椎を元に戻そうとする方法があります。
私はアジャストがあまり得意ではなく現在もあまり使えていませんが腰仙関節のズレなどに一部使っているぐらいです。長生学園を卒業して金沢の木村長生治療院の木村先生から5年近く教わりましたが、木村先生のように骨を瞬時に動かす感覚を掴むことができませんでした。そのため筋の緩みを待つような手技が中心となり施術時間がかかって自身にも負担となっていました。
その後、何か効率の良い緩め方がないか?とオステオパシーや経絡などの教本を読んで応用できないかと試行錯誤して現在にいたっています。それでも初めていらっしゃる方には詳しくお身体の状態をお聞きするため、現在でも1時間半ぐらいかかっています。
そのほか、精神療法は今から80年ぐらい前に長生療術が始められたときには現在の心のケアをおこなうカウンセラーのような方は居なかったので苦しみを抱えている方の悩みを伺い、心も楽になっていただく精神的な手助けもおこなっていたようです。
また、プラナー療法は「気」と似たエネルギーで施術者の気力を分け与えるだけの体調と精神の健やかさをもって治療にあたることの大切さを唱えていたのだと思います。
私は精神療法もいまだにできません。それどころかお客さんを和ませる 会話もありません。
お客さんが「全然話をしてくれないので俺は嫌われているのかと心配になった」との話を間接的に聞いたこともありました。お客様の心のケアどころか、自分自身が感情に揺れ動いていることがあり、まだまだ修行が足らないとつくづく感じています。

     千里浜海岸に車をとめて砂浜を散歩すると心も体もリフレッシュします

2017年10月1日日曜日

急性腰痛と慢性腰痛

 最近痛み出した身体の痛みは慢性ではないので施術により比較的早くおさまることがあります。しかし、ぎっくり腰などの急性腰痛はその場で痛みがすぐに消えることはまずなく、炎症状態が落ち着くまで少し時間がかかります(捻挫など炎症があり熱感がある場合は炎症を鎮める時間が必要になります)。そのため経過を追うためにもう一度来て頂きたいのですが、痛みを感じなくなると来られなくなります。
 先日、30代前半の男性が腰を曲げて頭を下げると肩甲骨の下角辺りに痛みが出るとのことで来院されました。その場でほとんど痛みは取れたのですが、まだ下を向くと少し違和が残っていました。その後もう一度来てくださいね!とお話をしたのですがそれ以来いらっしゃていません。連絡が無いとその方が本当に痛みが取れたのか?それとも私の施術が合わなかったのか?を確認することができず、時々その後の経過を知りたくなります。

 これとは違って、慢性の方はその場で6割ぐらい痛みがおさまるのを目安に、施術後の戻りがあるため繰り返しおこない徐々に痛みのないお体にもっていくことのなります。
慢性腰痛などの身体の痛みは筋・筋膜の硬結や関節の拘縮などの状態が長く続いてこの状態が正常であると筋が記憶しているため施術で変化を起こそうとしてもすぐに元に戻ろうとします。そのためある程度の期間が必要になってきます。
私はあんま・指圧・マッサージの国家資格で特別養護施設などに保険施術の訪問マッサージをおこなっています。
5年や10年来の腰や足の痛みで歩けない歩行器や車椅子状態の方は筋や関節が硬くなっているだけでなく関節に変形が起きている場合がほとんどです。そうなると痛みはその場で軽くなってもすぐに戻ってしまいます。そのため長期間の施術が必要になってきます。
腰や膝が痛くても普段我慢している方は骨の変形が進まないうちに早めに治療を受けて楽になって頂きたいと思っています。

その人にどこまで関わられるか!?

整形外科の先生から膝はリュウマチ気味になっているが 「腰は画像診断上問題がない! リハビリ室で治療を受けるように」 と言われ半年通ったが治らなかったという方が 初回お試しということで来院されました。  その方は左右の腰部が硬く 左膝の腓骨頭周辺に痛みがあり 若...