2017年10月1日日曜日

急性腰痛と慢性腰痛

 最近痛み出した身体の痛みは慢性ではないので施術により比較的早くおさまることがあります。しかし、ぎっくり腰などの急性腰痛はその場で痛みがすぐに消えることはまずなく、炎症状態が落ち着くまで少し時間がかかります(捻挫など炎症があり熱感がある場合は炎症を鎮める時間が必要になります)。そのため経過を追うためにもう一度来て頂きたいのですが、痛みを感じなくなると来られなくなります。
 先日、30代前半の男性が腰を曲げて頭を下げると肩甲骨の下角辺りに痛みが出るとのことで来院されました。その場でほとんど痛みは取れたのですが、まだ下を向くと少し違和が残っていました。その後もう一度来てくださいね!とお話をしたのですがそれ以来いらっしゃていません。連絡が無いとその方が本当に痛みが取れたのか?それとも私の施術が合わなかったのか?を確認することができず、時々その後の経過を知りたくなります。

 これとは違って、慢性の方はその場で6割ぐらい痛みがおさまるのを目安に、施術後の戻りがあるため繰り返しおこない徐々に痛みのないお体にもっていくことのなります。
慢性腰痛などの身体の痛みは筋・筋膜の硬結や関節の拘縮などの状態が長く続いてこの状態が正常であると筋が記憶しているため施術で変化を起こそうとしてもすぐに元に戻ろうとします。そのためある程度の期間が必要になってきます。
私はあんま・指圧・マッサージの国家資格で特別養護施設などに保険施術の訪問マッサージをおこなっています。
5年や10年来の腰や足の痛みで歩けない歩行器や車椅子状態の方は筋や関節が硬くなっているだけでなく関節に変形が起きている場合がほとんどです。そうなると痛みはその場で軽くなってもすぐに戻ってしまいます。そのため長期間の施術が必要になってきます。
腰や膝が痛くても普段我慢している方は骨の変形が進まないうちに早めに治療を受けて楽になって頂きたいと思っています。

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