2017年8月25日金曜日

臀部や大腿のしびれ

北陸地方は暑い日が続いていますが私はやっと暑さに身体が馴染んできたように感じます。Tシャツとブリーフを身に着けて寝ていますがじっとしていても腕や太ももが汗ばんで寝苦しく感じます。かといって、朝方になると寒さを感じるため、肌がけ布団をお腹に巻くようにかけないと身体が冷え体調が悪くなる日もあります。
ここ2~3日は雨模様の日が続いていて、日中は歩いても体に負荷にならないため久しぶりに1時間ぐらい公園を歩き回りました。体調は少し上向いています。
 さて、臀部や太ももの裏、足の指に痺れがあると訴えられる方がいらっしゃいますが、
筋・筋膜リリースでは頸部の斜角筋や肩甲骨外側の前鋸筋などや梨状筋の停止部の仙腸関節の付着部の硬くなっている部分を操作すると痺れが減って、うまくいくとその場で消失する人もいるようです。臀部や大腿などの痺れは椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の障害などと思っている方がほとんどですが、これらの腰部の障害≒臀部や大腿の痺れではないようです。頸部や体幹の筋が硬くなり、その筋と関連の筋が引っ張られ、それにより神経が伸張や絞扼を受けて神経症状がでてるパターンもあるようです。
 なので末梢の硬くなっている筋を柔軟にするだけで神経症状が軽くなる場合も稀ではないようです。 整形や整骨院に何か月も通ってもあまりしびれが良くならない方は一度
筋・筋膜リリースでしっかり検査のできる所を受けてみることをお勧めします。

2017年8月20日日曜日

自宅に帰りたがる人が多い

 お盆期間は介護施設に入所している母(痴呆あり脳梗塞で車椅子生活)が久しぶりに自宅に帰り孫と買い物に行くなど、などいろいろ楽しんだようです。
母曰く、「自宅が一番いい」とのことです。
私は今も訪問マッサージで色々な施設に伺っていますので、入所されている方とお話をするとほとんどの方が同じように「家に帰りたい」とおっしゃれます。
しかし、自宅に帰っても一人暮らしだと日に3度食事を作りに来るへルーパーさんは作業に忙しくあまりお話をする時間はなく、週に3度のデイサービス通いでもそれ以外の日は日中は訪れる人が少ないため退屈でしょうがないようです。また自分でトイレが出来ないため寝たままでするしかない状態でした。
施設では尿意を伝えるとトイレまで連れて行ってもらえ、日中も椅子に座っているため
ずっとベットに横になったままの自宅より昼夜逆転して夜眠れないことも少なくなったようです。
それでも施設で働いている人の中にはトイレ介助が上手くない人(見た目70過ぎの人で抱える力があまりないのでは?)がいるようで、母との面会中に「トイレがしたくなった」と言うのでベットから車椅子に載せ、年配の職員さんにトイレ介助をお願いしたところ、母は急に「後でするので今はいい」と言い出したので、その方に遠慮しているように
みえました。
施設に入所している方は重度の方が多くまともにお話ができる方が少ないようで、週に1回妹と私がそれぞれ施設に面会に行っていても施設での生活は退屈に感じているようでした。

2017年8月15日火曜日

セルフメンテナンスが大切

 普段の偏った身体の使い方によって腰に痛みが出た方で、若い方は回復が速く年配のかたの回復が遅いと誰もが感じていると思います。
また慢性の痛みをもっている年配の方の施術は(何故か疲れるように感じます。)疲れをもらうことが有るように感じますが逆に子供や若い方の施術後は身体が楽に感じることがあります。
使いすぎによる腰や肩、首の痛みには硬くなった組織をほぐすとそれだけで身体が楽になることがあるため、 なぜ身体が痛くなったのか?最近何をして痛みが出たのか?を知ることによりご自身である程度どこを触れば痛みを和らげることができるのか?がわかります。
例えば、いつも重い物を持ち上げる仕事の方や、調理でフライパンをよく使って作業する方は握るという行為を来る返しおこなうので母指球筋が硬くなっていることがあります。
母指の硬さは首を引っ張り⇒首が硬くなると腰にまで痛みが出ることがあります。 
そんなときはご自身で親指の付け根を足のかかとで踏みつける、また反対側の手根部で
揉みほぐすなどすると首などの疲れが抜ける事があります。
私達治療家も仕事柄親指をよく使うのでこういったセルフメンテナンスは必ずおこなっています。また、事務作業が多く座ってばかりいる方はお尻の筋が硬くなっていることがあります。そんなときは、硬式のテニスボールを床に置いてお尻を当てて気持ちの良い部分を中心に動かしてみると腰のだるさが和らぐことがあります。
また股関節を伸ばすストレッチなど普段から行うとその日の貯め込んだ身体の硬さを解消できると翌日が楽になります。
 忙しい日々が続くと私達治療家もセルフメンテナンスだけでは疲れが取り切れないときがあります。そんなときは、私自身が所属している団体で調整をしてもらうことがよくあります。
皆さんも日々セルフメンテナンスを行い、それでも解消しない場合は一度治療院を受けてみてはいかがでしょうか。

2017年8月10日木曜日

横隔膜の操作

 私の治療院に、交通事故で10年ほど前に頸部のムチ打ちになり、それ以来体調がすぐれない方がいらっしゃいました。その方は「整形外科やいろいろな整体、整骨院に通ったが自分にあった治療院が見つからない」とも話されていました。
 その方の主訴は「肩や背中が張って辛くてどうにかしてほしい」とのことでした。頸部から胸椎、腰部にかけて脊椎や筋に柔軟性がなく、胸も呼吸の際に膨らみが起きない状態でした。
横隔膜は頸神経4番と3,5番の頸神経の補助枝からの横隔神経により支配されているので
頸部の障害もあるようです。
その方は肋骨の内側縁に横隔膜の硬さを感じる部分がありました。横隔膜の硬さがあると呼吸がスムーズでない、息苦しい、満足に夜寝れないなど症状や肩こりもでてくるようです。
まずは、オステオパシーの手技で横隔膜を圧迫する方法をおこなったが私の技術では時間がかかり早く緩まなかったので、
横隔膜と大腰筋のクロスポイントを筋膜の繋がりを使って緩めるとより早く緩み胸郭にも少し動きがでてきたように感じました。(ほかの人が書いているブログでは横隔膜を天宗のツボで緩める手技もあるようです)
頸部など、一通りの施術が終わった後は「背中の張りが減って楽になった」とおっしゃていただけました。
 筋・筋膜は長年の状態を維持しようとする性質があるため一度施術をしても以前の状態に戻ってしまうことがあり、数回施術する必要性があることをお伝えし、その日は終わりとなりました。回復力のある若い方で状態が軽い場合は比較的早く良くなることもありますが、ムチウチ症の方は1,2回で良くなることは難しく感じています。

2017年8月5日土曜日

身体の深部に硬さあり?

こんにちは 能登に住む整体師です。 仕事柄、お客さんを待っ仕事のため
日中は外出することなく家で雑用をして過ごしています。気分転換のため海岸線を散歩でもしたいのですが、
砂浜が日光に焼けて熱くなっているため海に入るのには向いていますが歩くのは辛いです。  最近私は深部の硬くなった筋・筋膜リリースで腰の痛みを取り切れないとき
内臓の操作でさらに痛みを和らげる手技に注目しています。 
内臓といっても臓器を直接触るのではなく臓器を取り巻いている筋膜や腹膜を介して
例えば、硬くなっている横隔膜は深部の股関節を曲げる筋と繋がりがあり、更に胸郭内の
心膜・壁側胸膜・縦隔につながって頸部の筋、後頭骨底まで続いている(アナトミートレイン)となっています。アメリカのオステオパシーでも胸部を操作する手法や内臓下垂などの手技が記載されています。
臓器も身体の一部で全体と繋がっているため、つながりを使ってその部分に影響をおよばすことが出来るようです。
例えば右肩のコリが筋膜リリースで取り切れないときには肝臓を取り巻く組織に
硬さがでていることがあり、左側では壁側胸膜や心膜などに硬さがでていることがあります。(狭心症の方は左肩から腕にかけてのだるさを訴えるかたが多いです)。 この硬さを経絡の刺激や筋膜の繋がりを使って緊張をとっていくことになります。
腰の痛みや肩のコリが取り切れないような人はもしかしたら、身体の深部に硬さがでているのかも?しれません。




2017年8月1日火曜日

長年通っても腰や膝が治らない人

 病院の整形や整骨院に1年〜2年通って治療を受けているのになかなか治らない方はいませんか? 痛いところにホットパックや電気を当て、注射を打ち、薬を飲み続けても一時的に楽になるだけで直ぐに痛みが戻ってしまうのは「歳だからしょうがない」と思っていませんか?
あなたのその痛みの出ている場所に本当の原因がないとしたらどれだけ治療を続けても
年月が経過するばかりであまり効果がないと思います。
 特に首痛・肩こり、腰痛や膝などはその痛みの出ている部分に原因がないことが多くあります。
最新の筋・筋膜治療ではトリガーポイントを探し出し離れた場所に生理食塩水を注射して動かなくなった筋膜をリリースする方法が注目されています。(NHKでも放送されました。)
 このような身体の硬くなった部分を緩ませる方法は昔からもありました(経絡の鍼灸や指圧、オステオパシーなど)。 凄腕と言われる方は身体を軽くタッチしていくとだいたいどの筋膜の部分が固くなっているかが分かり、その部分をほぐし始めると「他の部分に響いてくる」とおもわず話される敏感な方がいらっしゃいます。
 身体の至る所に筋硬結が有る方は首が傾いていたり猫背であったりといろいろな場所にその影響がでていることがあります。特に筋は関節の骨に着いているため、筋に緊張があると骨を引っ張って、関節が正常な位置から少しズレが見られることもあります。
このような状態を長年放っておくと骨に変形が起こり、元の状態に戻すのが難しくなってきます。
 
 今後、痛みの出ている部分と関連する離れた場所を治療する筋・筋膜リリースがリハビリなどの現場でも主流になってくるのでは?と感じています。

その人にどこまで関わられるか!?

整形外科の先生から膝はリュウマチ気味になっているが 「腰は画像診断上問題がない! リハビリ室で治療を受けるように」 と言われ半年通ったが治らなかったという方が 初回お試しということで来院されました。  その方は左右の腰部が硬く 左膝の腓骨頭周辺に痛みがあり 若...