2018年5月24日木曜日

セミナーで知り合った人たち

私は長生学園の卒業なので手技の基本は長生療術になります。

しかし、最近、筋筋膜リリースなど手技を勉強し、使っていると
ついつい、長生の基本をおろそかになっていることがあります。

まずはお客さんの背後に立って背中の脊椎を二本の指を重ねて軽く置き、
頸椎下部から仙骨にあたるまで撫で降ろすと脊椎の歪みがわかります。

そのことをふまえ僅かな歪みを正すことを基本として身体を整えていくことになります。

脊椎の隙間から出た末梢神経が背部や体の前方の筋などの組織を支配し、
また内蔵方面にも分布し内臓からの情報が背部の末梢神経と交差し   
脊椎神経に戻っていくため脊椎を調整すると内臓にも影響を与え 
不調が改善されることがあります。

また、木村先生からは「血管をよく診なさい」と言われます。

頸動脈やお腹、大腿などの拍動の左右差や状態を把握することが大切で
最初に確認しないで手技を始めると「確認したか?」とよく注意をされることがありました。

たとえば頸動脈を触って脈が弱いとモヤモヤ病などの兆候があることもあり
逆に脈が強すぎて頭痛が出ている場合は血管(自律神経)とその周囲を
鎮めるような操作を行っていきます。

また左右の拍動差がある場合、どこかで絞扼されている原因があるのでは?
と推測し施術を試みることになります。

腰が痛い、膝が痛いと聞くと局所にとらわれその場所しかみないことがありますが、

局所以外の場所も診ていくことが大切と言われています。

腰や膝の悪い人は下半身バランスも悪く背中や肩も緊張している方がほとんどです。

その全体を整えると腰や膝にも柔軟性がよりプラスされ
体調が整っていくと考えられます。

とにかく経過を追って身体の変化を診て再調整するためにも
2度は施術させていただきたい
と常日頃思っています。


          JPRセミナーで知り合った先生たちです。
京都のセミナーに参加してるため神戸や大阪の方が多いです。


アイパッドでメモを取っています。
滋賀県のラック鍼灸院の村田さんです。

2018年5月20日日曜日

新規集客

店舗を移転して約1か月半ほどたしたました。

当初新聞広告で6人の集客があって以来、暇な日が続いています。

その間、朝早起きしてチラシを撒くこと約3千500部ほど。(ほんとうなら倍は撒けているはず)

最近は朝雨の日が続き、撒けていない日のほうが多いと感じています。

あさ4頃に雨が降っているとチラシ撒きに出れないため悔しく感じますが
ゆっくり眠れるという安ど感もあります。

先日は3時半に目が覚めてしまい、最速の5時前からチラシを撒くことができました。

終わった後の満足感が一時的にありましたが
治療院について一休みしたところから眠さと身体のだるさが出て
何もする気力が起きずに椅子にもたれて眠っていました。

暇だからお客さんもほとんどいないので2~3時間ウトウトしていました。

たまに鳴る電話は移転前の店舗のお客さんからの電話で
ここにいても眠っているだけと思い自宅店舗に戻って施術をおこなっています。
忙しくなったら対応できなくなるのだろうと思いながら。

最近、自分の足でチラシを撒いたところからの新規のお客さん4人、エキテンというネット広告を見た人が1人の来店ありました。

地元の人とのツテも無い、知り合いもいない地で商売を始めるには
自分を知ってもらうこと、来店のメリットを伝えることが大切です。


嬉しいことに時間がかかってもチラシを撒くと反応があり
新規のお客さんがいらっしゃること。

しかし、売り上げは今だ前店舗のお客さんに頼っている状態です。

私の想いを新しく作るチラシの込めて文章を作り、配布すると
困っている方に思いが届くのでは!?と考えています。

そのためいろいろ文章を練っていますがまだまだ”これだ”!といったチラシが
出来ていません。

また最近はグーグルアドワーズのネット広告で試行錯誤しています。

しかし、資金もあまりなく、競合他社に広告の単価のオークションで負けてしまうため
広告自体掲載されない状態で苦戦しています。

しかし、誰も来ない日が少なくなっているように感じるため
もしかしたら増えていくのではと勝手に空想しています。

そのためにも明日もチラシを撒かなくては! 


ブログに初めて動画を組み込んでみました。

金沢の木村長生治療院で施術の練習をしている動画です。

耳が聞こえにくくなった人の施術の手順を木村先生から教えて頂いています。

耳の聞こえの良い人は耳の穴を左右の両手の平で圧迫し内圧を高めた後に
離すと手の平に吸い付くような感じになります。

これに対し耳の悪い人は吸い付きがありません。

耳と鼻の穴の通りが良くなると上記の吸い付きが出るようになり
耳が聞こえやすくなることがあります。

ただ耳が聞こえにくくなってから1年ぐらい経過すると

耳の中の組織が固くなりあまり改善しなくなってしまうようです。



2018年5月15日火曜日

回復のプロセス

 お身体の不調を変化させようと施術をする場合、
経絡指圧、筋・筋膜リリース、頭蓋・内臓治療、長生の手技など
いろいろなアプローチがあります。

施術が終わった後に取り切れない痛みがある場合、
別の方法をすれば良かったのにと思うことがあります。

例えば左仙腸関節を操作したけれども仙結節靭帯の下部からのアプローチ
(座骨結節周辺を緩める)を加えれば良かったのにとか、
終わった後に思い出すことが多々あります。

それでも1回の施術で全ての手技を当てはめるやり方は時間がかかり過ぎるため
まずは入念な検査で痛みの原因を推測し施術にあたるのが効率的で
早く結果が出るのではと感じています。

痛みに複合的な筋膜の原因が絡んでいるとき 一か所の施術ですっきりとする訳にはいかないため時間内に終わらないことがあります。

お客さんは1回の施術でなるべく短時間で治してほしいという方が多いと感じて
います。

ただ、取り切れない筋膜の硬さがあると戻りが起きて「施術後また痛みだした」と
いうことがよくあります。

そのためその後の経過を知るためにも2~3回は続けて診させていただきたい
と思うことが本音です。

私は時々勝手に時間を延長しお客さんの予定を考えないで施術をし怒られることが
時々ありました。

またお体の状態が悪い高齢者は長時間の施術に耐えられないこともあります。

時々お客さんから「揉み返しがありますか?」と聞かれることがあります。

別のある治療院で腰周辺を強揉みされた後、患部がヒリヒリすることがあったとのこと。
たぶんその場合、筋繊維の細かな断裂があってヒリヒリすると感じるのでは?
わざと断裂させその筋繊維の修復と同時に筋の柔軟性が回復するような手技もあるようです。

私の施術では筋膜の繋がりを使い無理のない圧による施術になるため
揉み返しは起きず、その日のすぐにお風呂に入ってもかまわないと言っています。

ただ炎症がある部分は冷やすことをお勧めしています。

1回目の施術でその場で痛みが軽減した場合、2~3回継続すると痛みがかなり改善され戻りが起きにくくなります。

お客さんで「あそこ治療院に行ったけど一時的に軽くなったけどすぐ痛くなった」
あの治療院はダメだね┈と評価されるのは残念に思います。

まずは2回来ていただきたいというのが私の本音ですし、そのようにお願いしています。

しかしこのことを理解していただけない方がいらっしゃるのも事実です。😢

        ゴールデンウイーク後の海岸は車も少なく海がきれいです。
          能登里山海道は日中は車もほとんど走っていません。
             海藻が多く流れ着いていました。

         日光に長時間当たると乾燥変色するようです。

        この海藻?も多く見られ、ポップコーンの様な大きさに
        中は空洞で指で押すと海水が出てきました。

小石と貝殻が埋まっています。

2018年5月10日木曜日

最近の失敗


痛みを強く意識させない
患者さんが触らないと分からない痛みのある部分を強く押圧することで
痛みをより強く感じ意識させてしまうため
圧迫しすぎないことが大事です。

もちろん痛みが出ている部分を改善するためにつながりのある筋膜を
操作し、まだ痛みますか?と聞くための押圧は必要ですが

私の今回の失敗は施術終了時点で見つかっていなかった痛みをみつけその部分を強く圧迫したことで痛みを感じさせ不安にさせたことです。(当初訴えていた左腰の痛みや痺れなどは3回ほどの施術でほとんど感じなくなったのですが)

先日4日前から左腰が痛み股関節辺にしびれを感じているという男性が来院されました。

1回目は検査をして左仙腸関節を押圧すると痛みが減ったためその部分と
それ以外に慢性的な肩こりがあったため肩や頸部の操作をして終わりにしました。

2回目にいらっしゃたときには打ち解けたのか色々お話になり今度休日に仲間内で長距離を走る計画になっていて、そのため毎日のように走っているとのこと。
脚の後脛骨筋や内転筋、ハムストリングスなどにも強張りがみられました。


3回目いらっしゃたときには「腰の痛みはほぼ無くなったがしびれはまだある」とのこと
首を触ると胸鎖乳突筋や斜角筋に強張りがあったためデープフロントライン上の
大腰筋や腸骨筋などを緩めてみました。
その後、立ってもらい「痺れはどうですか?」とお聞きしたがあまり変化はないとのこと。

その方はただじっとしているだけで左股関節に痺れが出ていたのですが、
腸脛靭帯を押圧するとその股関節周囲のピリピリとした痛みがあまり分からなくなるとのことでした。

そのため臀筋、大腿筋膜張筋などのつながりのある筋もゆるめ
腸脛靭帯を緩めた後は「触らなくても痺れを感じなくなった」とのことでした。

もう終わりにしようと何気なく膝下の腓骨を触ると飛び上がるほどの痛みがあるとのこと。
もう終わろうとしているときに触らなくては分からない別の隠れていた痛みを見つけ
時間外ではあったが少し操作をして終わりにしました。

通常十分な操作をして周辺が解れると関節のアライメントが整い時々パッキンとした音が発せられることがよくあります。

その時はもう終わりかな?と思い確認のために立ってもらうときに腰部あたりからパキンとした大きな音が聞こえたためもういいのではと思い股関節から足首まで撫でさすったところ

腓骨周囲に痛みが残っていることが分かったのでした。

「もう終わりになります」と言った後に痛みを見つけたことにかえって不安を与えてしまったようで脚の痛みが残っていたことに(触らないとわからない痛みです)
あまり納得していただけないようなお顔をされておかえりになりました。

たぶん楽しみにしている長距離のランニングに不安を与えたのではと思います。

このように同じ筋膜ライン上に筋硬結などが残っている場合、一時的に痛みが
感じなくなっても痛みの戻りが起こる場合があります。
 
「もう一度施術をする必要があるのかもしれませんが様子を見て痛みがあるようなら
いらっしゃてください」とお話をしましたが┅

その後のランニングが上手くいったのか?結果は分かっていません。

     レンタルWi-Fiルーターで店舗のネット環境を構築しています。
    iビデオの100ギガプランを新しく契約しました。
        以前はfujiWi-Fiの25ギガプランを契約していました。

      グーグルプレイミュージックを月額利用し店舗で音楽を流しています。





2018年5月2日水曜日

インフルエンザ

インフルエンザのお宅に訪問したときのおはなしです。

私は訪問マッサージの斡旋業社を通して介護施設や個人宅に訪問マッサージに週2日伺っています。
そのため普通の治療院ではお目にかかることのない病気をお持ちの方の施術をさせてもらっています。
今まで小脳脊髄変性症やパーキンソンなど筋拘縮が起こる病名がついた方を施術してきました。
手足の筋が勝手に動いてしまう不随意運動や全身の筋が動かなくなる症状で筋・筋膜が硬くなり痛みやしびれが出るなどいろいろな症状があります。

マッサージで筋を緩めると痛みはその場ではとれます。しびれも改善しますが
脳の障害が改善されない限り、繰り返し筋疲労が起こってしまいます。

そのため一旦担当すると比較的長いおつきあいになってしまいます。

残念ながらまだその病気を治す治療法はありません。

わたしの担当した方のほとんどは70代以上の方が多いと感じています。

そのため自宅で介護される方も高齢の方が多く、体を支えての介護が必然的に多くなり
家族の方の負担も相当大変なのがわかります。

昨日、個人宅に訪問に伺ったところ奥様が咳をされていたためお聞きしたところ
インフルエンザに罹ったとのことでした。
たぶん、疲れがたまり免疫力が下がっての発症なのかも?と思っています。

当日はそのお宅が最後の訪問だったため私は自宅に帰り、身につけていた衣類をすぐに洗濯し 手指のアルコール洗浄、つけていたマスクをビニール袋にいれて廃棄、
触った車のハンドルなどをアルコールで浸したタオルで拭いた後、
すぐにお風呂に入るなど万全の対策をしたつもりです。

その方の訪問は週2回伺っていています。
次回の訪問ではそのお宅の後に別の方の訪問にいかなければなりません。

一旦、自宅に帰ることができないばかりか、訪問スケジュールが詰まっているため
着替えや車の消毒などの余裕もありません。

そのためその訳を説明して次回の訪問をおやすみさせていただくことをお話しました。

普通のインフルエンザに罹ると2週間ぐらい接触を控えるものです。

しかし、訪問斡旋業者に報告したところ「1回のみ休んで来週から行ってほしい
ケアマネジャーにも連絡します」とのこと。

おいおい、1周間ぐらいで本当に治るのか、次の訪問の方に感染ったらどうするのか?

訪問マッサージの経営が苦しくても万全を期すほうが企業としてのリスクが減るのでは
?と一瞬思ったが、前回のように同室にいて咳をしない条件で離れていてくださるのなら
と思い承諾しました。

しかし実際、訪問してみると離れた場所から咳き込みが何度も聞こえたため奥様に直接
お話をさせていただきました。
ウィルスは飛沫感染すること、お部屋の床などいろいろな場所に付着したウィルスはすぐには死滅しないことなどを説明し、たとえ咳が出なくなっても一定期間はウィルスを排出するためもう一回おやすみしますとお話をしました。

奥様曰く、「もう体調が戻ったので来てほしいと」と
懇願されましたが次回の訪問はおやすみしますと 他の方の迷惑になるとの
理由にお断りしました。

たぶん気性の激しい旦那さんの機嫌を損ねないためだとは思いますが。

感染症の怖さをあまり理解していないようでした。

 海側のお宅に訪問した後、次のお宅は富山方面に向かう県道の途中にある山側のお宅になります。そのため移動時間に25分ぐらいかかってしまいます。

            山肌にふじの紫の花が咲いていました。 


               今が盛りのようです。



  





2018年5月1日火曜日

初回のみ限定価格

 私の治療院にいらっしゃる方は腰痛の方がほとんどです。

腰痛といっても原因がどこにあるのか?調べる部位はいっぱいあります。

ただ黙ってすわっているだけでは原因にたどり着けません。

なぜ痛みが起きたのか、詳しく聞き出しその原因の要因を推測し、仕事などで酷使して使われる筋を見つけます。

たとえば、料理人が毎日のように硬い素材を切る動作で指の筋、腕の筋に硬結ができ肩、腰にまで痛みが出ることがあります。

日々使われる動作がどのようなものかを聞き出さないと原因にはたどり着けません。

腰は体のほぼ中心にあるため上半身、下半身の影響を受け、ただ闇雲に筋を調べていくとなかなか原因にたどり着けない事になります。

そのため腰を曲げたときに痛みが出るのか、反ったときに痛みがでるのか、左右に腰をねじったときにどちらで痛みが強く感じられるのかなど調べその動きに関連した筋がどれに当るのか?を推測しその筋を評価していくことになります。

先日、歩きだすと痛みが出て1メートルも歩けなくなるとのお客さんが来店されました。

病院での診断は特に脊柱管が狭窄しているような画像の異常はなしとのこと。

時々腰を伸ばすと少し楽になるとのことでしたので
大腰筋、腸骨筋を疑い、検査で押圧すると「すごい痛みがある」とのこと

それ以外にも肩こりや首の側部の硬さがあったためデープフロントライン
がメインの腰痛ではないかと思い施術をしましたが腰の痛みはとれませんでした。

膝や足には痛みがないとのこと。

見た目で大きなお尻の股関節近くの臀部がほかの臀部に比べ凹みが大きく感じ少し圧痛もあったため何気なく股関節周囲の筋や腸脛靭帯の硬さをほぐして立ってもらうと
一瞬不思議な顔をされ、痛みが大分とれたようでした。

最初に検査をしながら「2~3回はかかるかもしれません」とお話をしたときは
それでも構わないと真剣に悩んでいたようですが、
「次回は日を置かずにもう一度施術したほうが痛みの戻りが起きないですよ」と勧めましたが
痛みがなくなればすぐにそのつらさを忘れてしまうもの。

「連休中は孫がくるので連休が終わったら連絡します」とのことでした。




大腿筋膜張筋や腸脛靭帯につながる部位の硬結があると少し歩いただけで腰の痛みで動けなくなることがあり、意外とこの部分をほぐしただけですぐに痛みがなくなってしまうことが過去何度もありました。

今回もこのパターンならすぐに良くなるのではと思います。

しかし、お試しだけで治ってしまうと印刷代、新聞折り込み代の回収が出来ずに赤字
が解消できないのに。

治療院経営のプロになるにはまだまだ先が長いと嘆いています。






その人にどこまで関わられるか!?

整形外科の先生から膝はリュウマチ気味になっているが 「腰は画像診断上問題がない! リハビリ室で治療を受けるように」 と言われ半年通ったが治らなかったという方が 初回お試しということで来院されました。  その方は左右の腰部が硬く 左膝の腓骨頭周辺に痛みがあり 若...