2018年1月10日水曜日

関節を動かす

 ついこの間、お風呂に入ろうとして湯船に漬かって読む物はないか?と思いお風呂で使える書籍リーダーをとりだして、以前自炊した靭帯性関節ストレインという本を読みながら久しぶりに基本的な考えの大切さを感じました。
 障害が持続するのに中心的な役割をはたしているのが靭帯となっています。外部からの障害となる圧により自由を失った関節の靭帯構造の弱くなった部分の緊張が、外部からの障害を受けていない靭帯の緊張と同じぐらいになるか、僅かにそれを超える緊張になるまで、障害を受けた方向へと関節を運ぶと、そこが緊張の均衡点となり人体は自然に障害のない状態に戻ろうとする力が働くことになります。この状態に導き、あとは自然に人体の回復するのを待つ自然治癒力を促す施術がオステオパシーの基本理念になっているようです。
下腿と前腕は膜性関節のメカニズムを持ち、そこには脛腓骨間膜や橈尺骨間膜があり、靭帯と同じように、それらを用いて骨と骨の関係(関節)を再調整するとができるとのことです。
私は「日々、治療雑感」というブログを好んで読ませていただいていますが(すごく参考になります)、このブログの手技の紹介で肩の痛みを取り除くのに腕
安くて良い店舗がないか?と物色しています。


の軸方向に引いたり又は押したりして軽く圧をかけ動き易い方向に捻るという手技もこの骨間膜を利用する基本の一部であろうと推測しています。
また人体の凸凹の手技も左右の肋骨などの凹んでいるところに軽い圧を加えるという手技も緊張して凹んでいる部分をさらに誇張して元に戻す手技にあたるのではと思いました。
 いろいろな有名な方が新しい手技を開発して発表していますが、基本は動きの失った関節端を自由にし、それが転位した経路を遡って位置の異常を減少させることによってのみ修復が可能であり、それ以外の経路では関節包靭帯が関節窩の戻りを拒むのが明白であると靭帯性関節ストレインでは書かれています。
 私はこれまでセミナーなどで手技を習ってきましたがこれらの手技や比較的新しいアナトミートレインなどの考え方も基本な原理は全て同じであるのでは?とこの書籍を読んで感じました。

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