2018年8月31日金曜日

今日の能登地区は大雨でした。

  我が町は朝から大雨が続き日に何度も土砂災害警報と避難注意報がだされました。

 今は夕方の3時、いつもなら駐車場は車で一杯ですが今日は長靴を履かないと
駐車場の真ん中に止めることができないようです。
   



   100円ショップのダイソーも大雨のため臨時休業していました。


 仰向けで寝ていると1分もたたずに腰と鼠径部に痛みがでて

寝ていられなくなるという80代の方が来店されています。

その方は「いつも横向きに寝ると痛みは出ない」とのこと。

主訴は右鼠径部痛、腰仙部辺りの腰痛、右側上腕痛、右手の拇指の痺れ、両足裏の痺れ

などがあってあまり歩けないとのことでした。

お体を触らせてもらうと右大腿部が左に比べ痩せ、左右大腿外側に緊張があり

押圧で痛み(特に外側ハムストリング)が出ています。

立った姿勢を観察すると頭部が前に出て巻き肩、やや猫背になっていて

膝と股関節軽度屈している状態でした。

頚椎7番の手術をされていて棘突起が削られているため少し凹みがみられます。

当初は仰臥位で脚を伸ばすと腰に痛みが出ていたため、

股関節の周囲の筋が原因しているのか?と

思い腸腰筋や大腰筋を触診するも硬結無し、上前腸骨稜の骨際には痛みがないが、その上

方の腸骨稜際の腹斜筋群筋の付着部あたりに圧痛があるとのことでした。

腰椎から臀部にかけて柔軟性がなく強張っているため

臀筋と胸腰筋膜を緩め、仙腸関節を締め、8の字操作と脊椎全体を軽く動かし

初回は終了しました。

2回め、3回目で段々腰部と臀部の硬さが緩んできて腰の痛みは

4回目で取れましたが鼠径部の痛みはとれず、

5分ぐらいで仰向けになっていられないとのことでした。

後日、木村先生の勉強会があったときに相談すると

大腿骨頭の裏の付け根辺りに神経の問題があって

仰臥位で膝、股関節を屈曲させお腹に押し付けるようにゆっくり外側に倒し、股関節を

徐々に開かせ、その後今度もお腹に押し付けるように逆の方に股関節をゆっくりと内側に

回すように大きく動かすと大腿骨頭の後ろ側の引っ掛かりが取れるとの

アドバイスをいただきました。 


私が受けているJPRのセミナーでは股関節外旋筋の滑走不全が関連痛として

鼠径部に痛みが出ることがあるとのことです。

特に大腿骨頭に付着する筋に硬さがあるとこれを緩めるだけで痛みのみならず

筋力が発揮しやすくなり下肢の安定性が高まります。

大腿筋膜張筋、中殿筋、小殿筋、外旋筋の上・下双子筋や内閉鎖筋、大腿方形筋

など固くなっているところを施術すると早く治療効果が出やすくなります。

木村先生の手技とJPR協会の手技は緩めるアプローチの方法が違ってはいるが

目指す部分は同じで、木村先生の長生の手技は

実践的で、何気なく簡単な動きのように見えてその重要性に気づかない事があります。

実技の教科書だけでは分からない施術の角度、動きの速さなど

実際に受けて初めてその心地よさや無駄な力の入らない動きに

気付かされます。


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