2017年12月10日日曜日

好きなことで生きていく

 自分の好きなことが仕事であれば毎日が楽しいと思っていました。
いま、この能登の地で治療院を開業し月に一回ほど都会に出てセミナーを受け技術を高めている日々を送っているのですが、人口の少ない地元での経営が安定しない状態が改善しないまま今年が過ぎようとしています。
そのため今年は京都の経営コンサルタントの講習会を半年に渡って受けてきました。
そこでの教えではっきりわかったことは経営の当たって大切なことは{故郷にたいする感情を捨て数字でその場所に目標とする顧客がいるのかを調べること}が大切であり。顧客が潜在的に居ない場所での地元に固守する経営は成功を難しくする、長期に渡る安定した経営を目指すなら割り切って移動することも必要とのお話でした。
この町でも病院に行けば整形での順番待ちで多くの患者さんが溢れています。しかし、腰や膝が悪ても保険の利かない治療費を払って利用する顧客がいない土地柄だといくら頑張ってもお客さんが増えることがありません。
また特に長年の腰痛に悩まされている方は一回で腰の痛みを改善させることが難しい状態になっています。痛みの出ている箇所の原因を特定し改善してもまた戻りが起こってしまうこともあります。そのため続けて数回通えるだけの経済的な負担を厭わない人が多くないとこれもまた難しくなってきます。
いま私の店舗にいらっしゃる方の多くは元学校の先生や公務員の方など地方でも比較的生活が安定している方がほとんどです。
新しい顧客を増やすため新規のお客さんには初回お試しの1980円の半額での集客をおこなっていますが、明らかに一回では改善しない腰痛のみだけでなく全身症状がある方で一時的に軽くなってもすぐに戻りが起こる方に対し、この状態でしたら数回は必要になってきますと、治療方針を示しても次回来られない方が多いと感じています。続ければ良くなるのに諦めるのは勿体無いと思っていまいます。
 また保険でなんとかならないかと電話がかかってくる年配の方からの電話も時々かかってきます。心の中ではなんとかしてあげたいのにと思ってしまいます。       
 私は高齢の生活環境があまり良くない方のお宅に保険適用の訪問マッサージに伺っていました(現在は保険適用の審査が厳しく認められなくなってきた)が
、お子さんが遠方にお住まいになっていて、一人暮らしのお年寄りの方のお宅はご自身が動けないためお部屋が荒れていてあまり綺麗では無く、ご自身のお体も全身症状があり、改善に時間のかかる方が多いと感じていました。ボランティアで助けてあげたい気持ちとその反面、自分の生活を営むための収入が必要であることを考えると、「お金を持っている方から多く頂き、無い人に対しては少額の報酬で」と手塚治虫のブラック・ジャックのような理想の生き方はできるはずもなく自分の生活だけで精一杯の状態に嘆いています。
一番よいのは整形での治療実績が上がりお客さんの痛みが軽くなって
私達の治療院に通う必要のない世の中になればいいのにと思ってしまいます。
いまの病院でのリハビリは旧態然とした昔ながらのリハビリであり筋・筋膜のつながりを考慮した筋膜治療をおこなっていません。患部を温めるホットパック、牽引や注射など
痛みの出ている場所のみに注目しその患部のみのマッサージでは改善するはずもなく
病院というネームバリューと保険が安く使えるから患者さんが集まっているだけであると思われます。リハビリ施設の併設された介護施設に訪問マッサージに伺っているときに理学療法士の偉いかたから「どうして腰痛を治したのか?」とこっそり聞かれたことがありました。「腰だけでなく全身の施術もおこなったから」と答えたのですが、
もし保険診療がなく完全な自費治療であれば治療実績の高くない施設は淘汰されることになると思われます。
自分も楽しくお客さんにも喜んでもらえる理想の経営ができるように来年こそはなりたいと願っています。
            サムスンのChromebookを買いました
            スキンシールを貼って眺めて楽しんでいます。

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