「身体が硬くなる」
薬の痛み止めで 痛みを感じさせる発痛物質が抑えられると
痛みが感じにくくなります。 痛みを感じることで身体の動きを抑制しようとする
人体 本来の機能を発揮しにくくするため
動きすぎることにより筋の損傷や癒着が広範囲に広がることがあります。
またこのような状態が続くと さらに動きの制限が出てくるため
(筋の損傷が広範囲と関節が動けなくなってくる)筋がより硬くなることがあります。
生理学博士 坂戸先生は緩消法の解説で
痛み止めに代表する薬を飲んでいると 筋を柔らかくしようとしても
薬の作用で施術効果が出にくいと解説されていました。
また、痛み止めの効能があれば漢方薬も含まれるとのことです。
私の母親は特養に入所して半年ほどたっていますが、
薬をづっと飲み続けながら歩行練習のリハビリをしています。
入所する前より「歩ける距離が伸びています」と担当職員さんが言っていますが
入所当時より身体に強張りが広がっているように感じています。
具体的には上腕、前腕の過緊張、首や背中、腰部の筋が硬いため
腰が動かせなくなっているなどです。
歩行距離を少し伸ばすために全身を硬くしては本末転倒です。
その人の症状に合わせた生活の質の向上が大切などのでは と思います。
施設の方針もあり 今後もお世話になるため
薬とリハビリを少しづつ減らすような方向で話し合いをしたいと考えています。
また、身体の硬さが身体の冷えに影響を与えます。
最近母は身体の冷えを常に訴えます。
肩甲骨周辺の硬さで肩の動きが悪くなると肩甲骨の周りには褐色脂肪細胞が多くあり、
熱を生み出す細胞として全身に回らず、身体の冷えを起こすとのことです。
また、全身循環が悪いとむくみが起こります。
片麻痺のため健側のみで身体を支えているため 健側に筋疲労が起こり
身体を立って支えることが難しく 動く度に腰痛を訴えます。
特に大胸筋と上腕二頭筋のクロスする部分に緊張と癒着がみられ
肩が80度ぐらいしか挙がらなくなっています。
このように強張りが広がっているため、全身がロボットのようなぎこちない動きなっています。
緩消法では腰の部分が人体で一番筋が厚く腰の緊張が臀部や肩を引っ張り、
下肢や肩、首に影響を強く与えているため
腰部を柔らかくする施術が最も重要だとのことです。
今後肩関節が改善するまで歩行訓練をおやすみして
週1回程度のマッサージを私がしようと考えています。
どう変化するかまた後に報告します。
それでは〜 皆様お元気で!
人生の終末を穏やかに過すために 痛みを感じないお身体を 施術をとおして貢献したいと思います。😉
2018年11月6日火曜日
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