2018年8月10日金曜日

手指や腕からの頸部痛

慢性的な痛みを訴えられる症状が多数ある高齢者の方は

急性期の方より施術回数が多くかかります。

先月から夫婦で施術を受けにいらっしゃている方がいます。

奥様の主訴としましては

首が痛くて動かせない、肩コリや腰痛もあり、

体調が悪く、吐き気があり食欲がないとのこと。

整形で点滴を受けて少し楽になったが首から肩の痛みや体のだるさは変わらず

70代後半で編みものの仕事をしている

のでいつも前かがみの姿勢になっている

第2、第3指のPIP関節、DIP関節の変形と違和感、拇指球筋の押圧で痛みあり

手首の関節を動かすとゴリゴリとした音して痛みありました。

弾発指や指が動かし辛くなっている方の多くは手首の関節部分がスムーズではなく、

動きに引っかかりが起こっている事が多いと感じます。

また奥様は円背姿勢による頭部が前方に突出、

股関節や膝関節も軽度屈曲していました。

首の屈伸や側屈などの動作で痛みが出たり、動きが悪いかたは

首と隣接する筋、僧帽筋などの筋緊張があるのは勿論のこと、

腕や指に筋硬結があって首の動きを邪魔していることが多く

また、頚椎にも歪みや緊張がありました。

初回は頸部の緊張を取るための施術を中心に、拇指、前腕、上腕の筋

をゆるめ頸部の緊張をほぐすように施術をおこないました。

円背姿勢で巻き肩の改善のため小胸筋の操作、肩甲骨が外に開いているため

前鋸筋、広背筋を緩め

僧帽筋上部の緊張などは小円筋を使って筋膜のつながりで緩めました。

肩や肩甲骨周囲の緊張があると腰部にも緊張を作り

腰痛もありました。

頭が前方に出て胸鎖乳突筋など頸部の緊張が強くなっているため

根本的な円背姿勢を改善することが頸部への負担を減らし

首の痛みが起きにくい状態になります。

仕事で前かがみの姿勢を長く続けると頸部の緊張を強いることになるため

こまめに頸部を休ませ、姿勢を良くしての作業が

疲れを貯めないことに

また使いすぎた指をご自分でメンテナンスを日々おこなうと

次回にはさらに施術の効果が出やすくなると思います。

2回の施術で首の痛みがほぼ良くなったとのこと、

首の緊張が緩むと吐き気は改善されました。

股関節が軽度屈曲しているのは腸骨筋にも関係しているのか

ここの押圧で痛みがありました。

次回は円背姿勢を少しでも改善するような操作をおこなっていく

予定になります。

圧迫骨折や先天性の腰曲がりは改善しにくいものですが

筋緊張により腰の曲がりであれば多少は良くなるものです。

   
          私の住んでいる家に近くに神社があります。
宝達志水町の村にある小さな神社です。
この場所は村の中で最も高い場所になっています。
神社から海に向かって下っている地形になっています。
                        1キロぐらい先に日本海が広がっています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

その人にどこまで関わられるか!?

整形外科の先生から膝はリュウマチ気味になっているが 「腰は画像診断上問題がない! リハビリ室で治療を受けるように」 と言われ半年通ったが治らなかったという方が 初回お試しということで来院されました。  その方は左右の腰部が硬く 左膝の腓骨頭周辺に痛みがあり 若...