しかし、最近、筋筋膜リリースなど手技を勉強し、使っていると
ついつい、長生の基本をおろそかになっていることがあります。
まずはお客さんの背後に立って背中の脊椎を二本の指を重ねて軽く置き、
頸椎下部から仙骨にあたるまで撫で降ろすと脊椎の歪みがわかります。
そのことをふまえ僅かな歪みを正すことを基本として身体を整えていくことになります。
脊椎の隙間から出た末梢神経が背部や体の前方の筋などの組織を支配し、
また内蔵方面にも分布し内臓からの情報が背部の末梢神経と交差し
脊椎神経に戻っていくため脊椎を調整すると内臓にも影響を与え
不調が改善されることがあります。
また、木村先生からは「血管をよく診なさい」と言われます。
頸動脈やお腹、大腿などの拍動の左右差や状態を把握することが大切で
最初に確認しないで手技を始めると「確認したか?」とよく注意をされることがありました。
たとえば頸動脈を触って脈が弱いとモヤモヤ病などの兆候があることもあり
逆に脈が強すぎて頭痛が出ている場合は血管(自律神経)とその周囲を
鎮めるような操作を行っていきます。
また左右の拍動差がある場合、どこかで絞扼されている原因があるのでは?
と推測し施術を試みることになります。
腰が痛い、膝が痛いと聞くと局所にとらわれその場所しかみないことがありますが、
局所以外の場所も診ていくことが大切と言われています。
腰や膝の悪い人は下半身バランスも悪く背中や肩も緊張している方がほとんどです。
その全体を整えると腰や膝にも柔軟性がよりプラスされ
体調が整っていくと考えられます。
とにかく経過を追って身体の変化を診て再調整するためにも
2度は施術させていただきたい
と常日頃思っています。
JPRセミナーで知り合った先生たちです。
京都のセミナーに参加してるため神戸や大阪の方が多いです。
アイパッドでメモを取っています。