2018年2月21日水曜日

これから治療家を目指す方へ

私のブログはこれから治療家を目指す方の何かしらのお役に立ればと思い
色々普段感じていることや失敗などを書いています。
私が指圧・マッサージの専門学校の3年生のとき臨床実習で学校の関係者の
身体を施術する授業がありました。
実際の身体の歪んでいるところやバランスを整えるような施術を約40分程度おこなった
ように記憶しています。
この臨床実習室は長生の卒業生が就職または開業するまでの期間、講師の技術指導を受けながら近隣にお住いになっている方を無報酬で施術し技術を高める場として普段から利用されています。
また、在学中の学生の臨床の授業にも利用されていて、施術の授業のために普段からお越しの近隣にお住いの方(この場合、住民の方のボランティアでお身体を触らせて頂いています。)の施術をさせていただいています。
そのため臨床の授業では予め施術をする方の問診は既にされていて
その改善すべき場所をどのように行うのかのテーマも頭に入っての施術にな
るため
軽い問診の程度ですぐに施術をおこなっていくことになります。
普段から学生同士、アルバイト先の先輩の身体など色々と毎日触ってはいますが、
実際の症状のある方のお身体を(予習は入念におこなってはいますが)触るのは緊張をするもので講師の視線も背中に感じながら施術をおこなった記憶があります。
施術が終わったあと、すごく疲れたのを覚えていますが、
卒業生が臨床実習室でおこなう1日の施術は5〜6人程度だと聞き
結構辛いな〜と当時は思った記憶があります。

今では朝から夕方まで休憩をいれずにすることがごく稀にありますが
翌日の反動はあっても難なくすることができるようになりました。
学生時代との違いは現在、無駄な身体の力が入らなくなったことではないか?と思います。
 なぜ、学校が卒業生を対象に臨床実習をおこなっているのかというと
卒業生の修行を受け入れてくれる治療院が減ってきたことが要因のようです。

地方の有名な先生の元で修行をしながら実力をつけていくことが開業までの最短の
方法のようですが、受け入れの治療院では住まわせて技術をつけさせ、何か事故があったときは責任も負わなければならず、修行中は無報酬ではあるが小遣いもだすところもあり、食事の世話など大切なお子さんをお預かりする大変さで昔に比べ敬遠されているようです。

私は月一回木村先生のお宅に休日に教わりに5年間ほど通いましたが、(地方の支部会組織に入り2年後、私を十分知っていただいてから修行のお願いをしたので受け入れてもらえました。)
それでも 他の治療院ではなかなか教えていただける先生は多くなく、いつも同じような先生方が修行を受け入れているのが現状のようです。


           日本疼痛リハビリ協会のセミナー風景です。




授業後、遅くなったため京都市内で一泊しました。


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