その方はレントゲンやMRIで検査しても特に異常がないとのことで、膝や両肩の痛み熱感もあったためリュウマチではないかと診断されているとのことでした。
まず、初日は臀部やハムストリングス、肩から首回りの硬さをほぐして施術は終了し
1週間後再度来店されたときには大腿後面のしびれ感のような痛みはもう感じていないとのことでしたが、まだ腰の痛み背中の張り感はとれていませんでした。
筋の緊張がそれほど強くないため通常の筋膜の硬結が腰部を引っ張ている症状ではない?と感じたため腎臓の操作を行ってみました。
長生療術でも臓器の調整法がありますが、その重要性を感じていませんでしたのでいままで使ってきませんでした。最近、日本疼痛リハビリ協会の講習会でも臓器の操作方を勉強しため、再度その重要性を認識しその施術を使ってみました。
下肢の腎の反射点を使って腎部を緩めるのですが緩めている最中に腎が動くような感覚があり膨らみのあった腎部の盛り上がりがさらに少し高くなったように感じました。
施術後はまだ硬さが感じられるものの「腰の痛みは感じていない」とおっしゃていました。
このように何か通常と違う変な感じがする場合や取り切れない痛みがある場合、臓器が硬くなって肩や腰の痛みを出していることがあります。
長生療術やその他の手技でも肝臓や心臓、腎臓などの操作法があり手技療法の奥は深く勉強がまだまだ足らないと反省しています。
能登の冬の海です。
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