2017年11月20日月曜日

筋膜リリース

 このブログはわたしの治療院にいらしゃるお客様やこれからマッサージを始めようとされている初心者の方にむけて書いています。そのためベテランの中・上級者には少し物足らないかと思われます。また業界の用語が入り分かりにくいかもしれませんがご了承ください。最近の私の中でのブームは筋膜リリースになります。
来院されるお客様に対し痛みのある部分や痛みの出る動作をお聴きします。
基本、痛みの出ている部分には原因はなく、痛い部分の同じライン上の筋硬結により引っ張れて痛みが出ているものと考えていますのでそのライン上の筋膜を押圧して痛みが減る部分を探し筋をほぐしていきます。一通り施術をしても炎症が強い場合その場では痛みがあまり変わらないことかあります。翌日になっても痛みに変化が無いときは
本当の原因が別にあるのか又は深く筋硬結を緩め切っていないかのどちらかと考えられるので、さらに検査します。しかし、ある程度その場で痛みを減らしておかないとお客様に「慢性状態の改善には時間がかかる」と説明しても納得されないためお客様が感じ取れる程度の結果も必要になってきます。
 先日、庭の剪定をするお仕事の方が来院されました。
その方は年齢は70代の中頃で庭の木に梯子をかけ軸足(左脚)で片足立ちになって長時間作業をなされるとのことでした。今は繁忙期で疲れ気味でもあるとのこと。痛みがある部分はどこですか?とお聞きしたところ
左大腿前面と腰に痛みがあり腰を伸ばすと辛いとのことでした。触った感触では中殿筋と上臀部に痛みの中心がありました。また「前かがみになって作業をしているとまだ我慢して仕事ができる」とのこと。若干、股関節と両膝が曲がり、両上肢も肘を少し曲げた状態が楽な姿勢でした。腰が伸びない要因が身体の前面にあるのでは?と考え股関節を曲げる筋である腸骨筋や大腰筋を検査して筋を伸ばしてみても
その部分の硬さと圧痛はあるが腰や大腿の痛みには変化がありませんでした。肘も曲がっていたため上肢の筋に何かの原因があるのでは?と考え筋の検査をしてみたが痛みの変化がなかったため少し変化のあった臀部の筋を緩めその日は終了としました。
翌日大腿前面の痺れ感は減ったが(頚部前面の斜角筋や胸筋を緩めたため?と思っています。)腰部の痛みはあまり変化がなく、ただ、じっとしていると痛みはあまり感じないとのこと。今は上臀部から大腿後面にかけて痺れが強く感じるとおっしゃていました。翌日も原因の特定をするため頸部筋や肩甲骨周辺などを検査したが痛みの変化が
みられず、再度腰部周辺の検査をしたところ大腿筋膜張筋の押圧で臀部の痛みの変化がみられました。臀部から大腿前面と側面の痛みがあったため原因はその場所から離れている部分にあるのではとの考えがほんのわずかしか離れていない部分に原因の一部があったことを見落とす結果になっていました。

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京都駅構内の店舗 壁際の丸椅子で座って食べれます。

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