2017年7月1日土曜日

胸鎖乳突筋を緩める

 私もですが、緊張が続き疲れてくると首横の筋(胸鎖乳突筋)が硬くなり違和感がなかなかとれないことがよくあります。この胸鎖乳突筋の緊張が強くなるとその下を走行している頸神経叢からの枝葉の神経を圧迫し後頭骨や側頭骨の違和感や目の奥の痛みや頭痛を起こすことがあります。
私は腰痛や肩こりで深部の体幹の筋が固くなっている人の多くにこの首の緊張がみらるように感じます。先日若い女性の方が慢性の片頭痛と首の緊張が強い肩こりで来店されました。
この方は中腰作業で腰のだるさが出てしまう腰痛もあり、特に腸骨筋や大腰筋にも軽い押圧で強い痛みを感じていました。このデープフロントラインの筋膜の繋がりで
脚の後脛骨筋の緊張から腸骨筋、大腰筋、横隔膜、縦隔、胸鎖乳突筋へと繋がって緊張が続いていて、この体の深部の筋硬結を取りきらないと首の筋膜でつながっている胸鎖乳突筋も柔らかさが出ないのでは感じました。
 ストレスに敏感な方はよりこの筋が緊張しやすいのですがこの胸鎖乳突筋筋を強く揉んでもあまり柔らかくならず痛みが出やすいので筋膜の繋がりを利用してライン上の繋がりのある筋、例えば横隔膜などを使って緩めることが出来ます。
しかし、ライン上の筋膜の硬結を取り除かないと再び首にまでテンションがかかり続けるので緊張が強い大きな筋である腰部の筋膜の硬結を取らないと体質は変わらないのではと思います。この緊張をとりきるには4〜5回ほどかかるのではと思いますので少し通って頂きたいと思っています。
 

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