2017年4月5日水曜日
いまある治療法は古の手技の影響を受けている?
今、私が京都まで習いにいっているJPR協会での筋・筋膜の治療法では痛みのある部分、例えは右膝痛と繋がりがある筋(大腿筋膜張筋など)を順に評価し繋がりのある部分の大腿筋膜張筋をやや強めに押して緩みをもたせ、膝の痛みがどう変わるか?を調べていくことになります。そして一番痛みが減る筋が見つかればここ(この場所に硬結ができ痛い所を引っ張ていると考えます。)を治療していくという操作をおこなっていきます。このとき、片手で硬結のある筋(痛いところを引っ張ている大腿筋膜張筋など)にモニターとして指を乗せ、別の手でこの筋が緩む関連筋を操作することになります。このような両手を使い痛みを消すような手技は鍼灸の長野式でも似たような操作(腹部の瘀血でお腹の痛みを離れた足のツボを使って痛みを消します。)をしています。日本疼痛リハビリ協会の筋・筋膜治療はアナトミートレインの筋膜の繋がりを基にしているが、長野式は経絡(ツボの繋がり)を基にしていてその走行は似ているところが沢山あります。また指圧の大家である故増永静人先生の「指圧」の本にも両手をつかて経絡を伸展して治療するような解説があります。このように片手で問題のあるところを押さえ、他の手でその場所に影響を及ぼす操作方法は脈々と昔から受け継がれているのではと思います。このようにNHKでも紹介された筋・筋膜の治療法はまたく新しいものではなく古の手技からも影響をうけて発展しているのではと妄想しています。
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