私の治療の基本となっている長生療術では心理療法を大切にしています。体調が悪くてお見えになる方は身体を病んでいるばかりでなく、精神的にも疲れ、悩みを抱えていることが多く、その方のこころのケアも大切であるとの教えがありました。
子供が親の過剰な干渉を受け心の自由がないときはそのことが体調の悪さにも影響を与えている場合があり、親にもアドバイスをおこなうと子供の心が軽くなり体調不良が早くよくなることがあるようです。A・ワイルも心と身体は一体であると言っています。
身体が良くなればこころも軽くなり、また逆に心が軽くなると身体も楽になるとのことです。
私は体調が不調でお見えになる方に心の悩みを促して聞くことはありません。その方が思わず話す苦しみはただ聞くことにしています。カウンセリングが出来ないのでアドバイスはできません。その代わり身体が楽になったと思っていただけるよう体調を整えます。
そのことで少しでも心が軽くなればと願うばかりです。
長生療術では治療を受ける方が良くなってほしいと思いながら施術をすると結果に違いがでるとの教えがあります。 逆に、日本疼痛リハビリ協会では施術を行う自分自身の身体に目を向け治療の前には体調を高めることで相手方に対し治療効果が高まるとのことです。相手の方を治そうと思いすぎないことや治療部位を意識を向けすぎないことが大切なようです。一日中念じ続けると自らの自立神経が興奮しすぎ寝室に入っても疲れが抜けなくなる恐れがあります。また両団体とも霊的な考えかたも大切にしています。もともと長生は東本願寺派の教えがあり当然ですが、JPR協会も精神を大切にしているようです。
治療で成功している一流の方は普通の人とは違った視点をもっているのかもしれません。
2017年4月15日土曜日
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