2017年3月24日金曜日

筋・筋膜が別の場所に影響を及ぼす

筋・筋膜の繋がりをどのように説明していよいものかと考えていたとにき昔読んだ書籍を思い出したので少し紹介したいと思います。
いのちの輝きーフルフォード博士が語る自然治癒力 F・C・フルフォード著 

その書籍には 「心臓発作の症状に苦しんでいて、生化学的な検査や機械になんの異常も発見できないでいた。その男は昔ふとももを骨折していて、手術のあと繊維組織が再生したがそのことによりある筋肉に支障をきたしそれが首の筋肉に影響を及ぼした。男は頭蓋骨の底に近い部分の背骨が歪み、そこから心臓につながる神経を圧迫しはじめ、心臓がうまく働かなくなった。」との記述があります。
このように記載されそれ以上の説明はないが手術が終わった後に組織再生の瘢痕が筋の動きに影響し身体の深部の筋膜の繋がり(筋膜の繋がりはディープフロントラインと呼ばれ、大腿内側の内転筋群→骨盤→腸腰筋→横隔膜→中隔→頸部の筋までつながります)が遠く離れた首に影響を与えたと思われます。このように身体の筋は全体で繋がっていてそれぞれ影響しあって身体の動きを作っています。繋がりある一部の筋に滑走不全が起こると繋がりのある筋全体の影響が出るのです。
野球の投球動作は足を踏み込み→腰をねじり→上体を回転させ→腕をしならせて→球を離す 一連の動作が連動して起こるが臀部や腹筋などの身体の一部の筋が動かないと早い投球はできなくなります。そこで硬結ができている筋を正常な長さに戻すと肘や腰痛みが減り正常な筋力が戻るようになります。

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