私はここ4年ぐらい施設と個人宅に訪問マッサージの仕事をしていました。以前は商店街の店舗での営業をしていたのですが訪問業者の依頼を受け当初は午前の暇な時間のみ引き受けていたのが、だんだん依頼が多くなり店舗営業より保険適用の訪問マッサージのほうが実入りが多いので訪問中心に切り替えました。
エリアは高松から中能登町まで、全ての施設には行ってはいませんが、多くの施設に伺わせていただきました。最近はある悪質な訪問業者の不正受給問題などがあり石川県の医師会で訪問マッサージの許可を出さないようにとの支持が出たため、訪問の仕事が減っています。そのため再び、自宅店舗での仕事に徐々に切り替えています。
多くの施設に伺っていると色々なことがわかってきます。社員の教育がすばらしい施設、職員の多くがフレンドリーでにこやかな施設、話し声が聞こえない静かな施設など、施設内の個室に1時間近く入ってマッサージしていると色々なお話や情報が聞こえてきます。
その中で1件のみ残念な施設がありました。その施設では3人の方の訪問マッサージをおこないました。最初は腰などの痛みがある部分周辺の筋の硬結をとって動きのない関節可動域を広げるようにおこなっていきます。週2回その方の痛みの具合を知るためにお話をしながらマッサージをおこなっていると最初は無表情だったお顔がしっかりとしてきて色々とお話ができるようになってきます。すると今度はこの施設の不満を私に訴えてきます。
「入所した時には歩けていたのに歩けなくなった」とか「逆らうと意地悪される」とか、最初は呆けが入っているのかな〜?と話半分で聞いていました。でも3人とも不満を訴えていました。また別のお部屋の方では家に帰りたがる入所者の個室のドアを締め、強めの口調で説教のように聞こえる一方的な話が聞えてしまうと、ここの経営者はあまり好ましくないと感じてしまいます。そのような施設は効率優先で経営者の方が施設内にいると職員の顔色にもゆとりがありません。
その施設では決まった時間でおむつを取り替える決まりがあるようで呼び出しでは変えてもらえない様子でした。施設内から出れない、部屋からあまり出ないようになると脚の衰えが進むのは当たり前で歩き回れる大きな施設のほうが良いと個人的には思ってしまいます。
不満があれば施設を換えればいいのですが、子供が無く身寄りが少ない方(年寄りの兄弟では頼りにくい、仲が悪いこともあるようです。)は出る手続きや手配が難しく施設選びは慎重になされたほうがいいと思います。ケアマネさんは施設に来るときや担当者会議では予め電話でいつ来るかを予告し、施設の状況をわかない可能性もあります。またかえってお話の上手い経営者の運営方針に信頼を置いているかもしれません。
それでも大きな特養は入所待ちが多く、入らざるをえない状況があるのかもしれません。😱
次の訪問まで時間が空いたので休憩しています。
2017年3月23日木曜日
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