2018年10月1日月曜日

特養に行ってきた

特別養護老人ホームに入所している母の治療にいってきました。

母は5年前に脳梗塞になり、左半身の麻痺で歩行ができず、健側の力で つかまり立ち

ができるぐらいの状態です。 脳にも認知症状がでています。

右半身のみで体を支えている(トイレや車椅子の移乗で立つとき)ため、

右腕、肩にかけての痛み(疲労による)や腰痛もあります。

寝返りができないこともあり 麻痺側の横向きになれず、

ほとんど仰向けで寝ていることが多く 背中の循環が悪く

起立筋などの筋が硬く柔軟性がなくなっています。

腕や肩の緊張により首にも可動域制限が出ていて首が動くたびに頚椎からの

コツコツ音がしています。

入所する前、自宅で介護していたときは夜中に何度も目が覚めるため 

2時間に一度は「身体を起こしてくれ」とか「トイレに連れて行って」とか

(トイレは簡易トイレ)言っていました。

この夜に寝れない状態(背中の圧迫で目が覚める?)が施設に入っても変わらず、

担当の職員さんが同じ話をされていました。

寝返りすることが快適な睡眠に本当に重要なことだと思います。

脳梗塞で片麻痺の多くの方は

麻痺の無い健側の脚に重心をかけ身体を支えているため、

倒れないように 前かがみで股関節と膝関節を軽度屈曲し

そのことにより健側の腸骨が前下方に、反対則の腸骨が後方に高くなって

腰部に捻れが起こっていることがよくあります。

この状態が続くと股関節や腰部の筋の負荷がかかり筋緊張が

起こって腰痛や膝痛になっていると考えられます。


私の母も同じような状態のため、身体の緊張をほぐす

ようなマッサージをしています。

基本的に特養ホームは夜の面会はできないため日中に面会に行っています。

仕事があるため週一回しか行けないので十分ではありませんが

自分がマッサージ師であったのが本当に役にたったと思えました。

元気で快適な生活をしてもらえるように

おやすみの日は母の施術を一番の優先したいと考えています。


特養に入所している方の多くは同じような状態の人もいるのでは?

と考えると可哀想に感じますが、介護保険で運用している施設なので

職員の数もギリギリで、仕方ない?と感じてしまします。

日本の介護保険料の逼迫を考えると現状で満足するべきなのかもしれません。


大型の台風24号が通過したあとで晴れ間が出ていますがまだ
強風が吹いています

      





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