2018年3月20日火曜日

50過ぎでもまだまだこれから

私は50歳を過ぎてから新しい手技、筋膜リリースを勉強しています。
50半ばのおやじが 今になって勉強しているのは向学のためというよりは
やむにやまれぬ事情、お客さん一人の治療時間がかかり過ぎ、それに伴う疲れすぎで
一日に多くの方を施術できないことなどがありました。

私の卒業した長生の手技がオステオパシーの一部を取り入れていることもあったため
10年前ぐらいにオステオパシーに関連するアナトミートレインの初版本を買って
読み、筋膜の繋がりに興味をもつようになりました。

そこで筋膜リリースのセミナーに通ってJPR協会のベーシック、アドバンスコース、マスターコースと進んでいます。
今はどうか?というと、より深く緩みを出せるようになりましたがまだ施術時間が
長くかかっています。あまりにも覚えることが多く中年のおやじの頭では
一度覚えたつもりでも忘れていることがよくあります。

先日、脊柱管狭窄症と診断されて手術を受け退院後1年たっても長く歩くと腰に痛みの出る方が来院されました。
腰椎が前弯気味で円背があり首が前方突出した姿勢をされ左の腸骨稜上部に痛みがあるとのことでした。また左足首に痛みもあり前脛骨筋や腓骨筋に緊張もみられました。

病院では足首の痛みは捻挫と言われたそうです。



脊椎の腰部の過前弯が脊椎神経を圧迫すると腰部


の痛みがでるので
一般に背中を反らし過ぎないことが大切であると言われています。

円背姿勢で頭が前に出て頸部の筋が引っ張られるような状態だと肩甲骨も常に緊張を強いられます。
頸部の筋や背中の筋が緊張すると脊椎が動きづらくなっています。
脊椎は一本の棒状の繋がりで全体に柔軟性があって滑らかな動きがでるのですが
何処かの一部に制限があるとその代償としてほかの部分が動きすぎる傾向が生まれ(腰部が動きすぎる)その部分の負担が増える悪循環が起こります。

肩甲骨周辺と頸部の緊張を筋膜リリースで緩め背部の脊椎を動きやすくするだけでも腰部の負担が減り腰の痛みが出にくくなったようです。





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