最近、80代になったばかりの女性が来院されました。
その方は自宅からお寺までの距離(200メートルぐらいしかない距離)を歩くのに何度も休まないと腰がだるくなって歩けないと訴えられ来院されました。
お体の検査をするためお辞儀の動作や背中を反らせる動作をして痛みの再現性を調べました。
例えば背中を反らせる動作は身体の前面の腹筋やふとももの筋を張らせ緊張を起こし、背中側は背面のラインにゆとりができるためその背中を反らせて腰の痛みが出るときには身体の前面に問題があることがよくあります。しかし、痛みが出る動作が見つからないときにはどこで腰部を引っ張っているか?をこまめに身体の部分部分を触って見つけて行くしかない時もあります。筋の硬結や筋膜の癒着がある部分が原因としていることが多いため、指先で上半身や脚を触って硬く感じる部分を調べていきました。
その結果、腸骨筋を触診すると硬さがあり、軽い押圧で痛みを感じるとおっしゃていました。
この腸骨筋や大腰筋は隣接しているので癒着が起きやすくまた硬結が出やすい部分でもあります。この部分を中心に緩めましたがその場では緩みきらず、その後5回ほど通っていただきました。
その方は最近は天候の悪い日だけ痛みが出るとおっしゃています。
天候の悪い日に痛みが出るのは内臓を取り巻く腹膜なども関係していることがあるため
次にいらっしゃたときにはこの部分を緩めると更に痛みが出ないようになるのではと考えています。
2017年7月25日火曜日
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