2018年1月25日木曜日

長生の一般操作

 「色々な手技を学んでも最終的には長生療術の戻ってくる」と学生の時に何度も長生学園の講師から話を聞きました。 長生の基本は脊椎矯正、プラナー療法、精神療法で プラナー療法とは”気”のように目に見えないエネルギーにあたるもの、身体の構え方や運動法でそれを高めるための方法を教えていただきました。
 元々、長生療術は東本願寺派の住職である柴田先生がお参りのために遠くから来られた参拝者の方に奉仕として身体の不調を整えるために始められたと言われています。
その方々をどうすればもっと良くなるかを研究し、経絡(つぼ治療)やオステオパシーなどを取り入れながら昭和初期に体系づけられたとのことです。
当時は医療機関も少なくお金持ちでなければ医師に診てもらうことができなかったため
大変評判になり、皇族の方にたいしても施術をおこなわれて現在も感謝状と寄贈品がが本部に飾れれています。
その後柴田先生は長生療術が医学的にとのような効果があるのかの検証をするために
子息を医師に、また孫さんも医師となってお寺を継れています。
 先代の柴田先生がお亡くなりになった後はその意思をついだ奥様が専門学校を立ち上げそのあと息子さん、お嫁さんが校長として現在も医療関係者のつながりから有名な大学の教授を講師に迎え専門学校の運営がおこなわれています。 
 基本となる一般操作はシンプルですが、効果は高いと言われています。
六指紋押圧(両手の2,3,4指を並行にして合わせて押圧する)は自律神経の調整するために、脊椎際の横肋関節部に押圧刺激を加えがなら上部胸椎から尾骨まで刺激をすることでそれぞれの椎骨のズレを感じ取りながら治療効果も出る手技になっています。
このような基本的な一般操作するだけでも回復力のある方なら、全身のだるさと無気力感を訴えていた方が翌日には普通に仕事ができるようになったこともありました。
しかし、基本操作ほど突き詰めれば難しくもあり力の進入角度やその人に合った力の入れ具合、呼吸を合わせるなどにより患者さんの身体の反応が違ってきたりします。
 また、比較的高齢者で長年の持病をお持ちのかたは症状も複数あり一部の痛みをとっても次順位の別の痛みが出てくることがあります。そのため一回の施術ではあまり変化を感じにくい方もいらっしゃいます。
私はオステオパシーの教本やJPR協会のセミナーなどで別の手技も勉強していますが
根底には似たようなものがあり、シンプルな手技ほど効果が高いと感じています。

JPR協会の関西支部で内臓治療のセミナーを受けに京都にやってきました。サンダーバードから眺める京都駅周辺は小さい家々が密接し町全体がひしめき合っているように見えました。

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